ナックプランニングは、埼玉県環境SDGs取組宣言企業として、企業活動においてもSDGsの実現に取り組んでいます。既存の住宅の性能を高めて長く使うリフォーム工事は、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくり」に貢献できる分野です。今回は、リフォーム工事がSDGsの実現に貢献できる理由や、おすすめの工事内容をご紹介します。
■リフォームでSDGsに貢献できます!
リフォーム工事がSDGsに貢献できる理由は、簡単にいうと新築・建て替えに比べて環境に優しいからです。家を建て変えようとすると、元の家はすべて取り壊すことになるため、大量の廃棄物が発生します。また、資材の製造や建設工事の過程で、大量のCO2(二酸化炭素)が排出されます。加えて、家1軒分の資源を新たに使わなければならないなど、さまざまな点で環境によくありません。
その点、既存の住宅を活かして使うリフォーム工事は、新築・建て替えに比べて廃棄物が大幅に削減されます。CO2の排出量や資源の使用量も新築に比べて少なく、環境に与える影響を最小限にとどめられるのです。さらに、既存住宅の機能を高めるリフォームを行えば、環境への負荷を減らすことができます。
このように、持続可能性(サスティナビリティ)の観点では、リフォームは非常に多くのメリットがあります。最近では、「住宅エコリフォーム推進事業」という国の補助金制度も登場し、環境に配慮したリフォームを行いやすくなりました。次の世代へ豊かな地球環境を残すためにも、「そろそろ家の建て替え時期かな」と思ったら、フルリノベーションや古民家再生リフォームを検討してみるのがおすすめです。
■住まいの脱炭素化は省エネにつながり、生活にもメリットが!
リフォーム工事によって環境に配慮した住まいをつくる際、ぜひ意識しておきたいのが「脱炭素化」です。脱炭素化とは温暖化対策などのために、CO2の排出量を実質ゼロにすることをいいます。家づくりにおける脱炭素化は、地球温暖化対策に貢献できるだけでなく、日々の暮らしにおいても多くのメリットがあります。
まず、住まいからのCO2排出量の割合を見ていくと、照明・家電製品が約5割、暖房と給湯がそれぞれ約2割程度です。これは、単純に家電がCO2を発生させているのではなく、照明や暖房が大量の電力を消費していることを意味しています。
つまり、身の回りの電化製品をなるべく省エネ性能の高いものにリフォームすれば、CO2排出量削減に加えて電気代も減らせるのです。SDGsを意識したリフォームは、未来だけでなく足元の生活も豊かにしてくれるのだと考えましょう。
■設備交換から断熱リフォームまで! おすすめの脱炭素化リフォーム
それでは実際のところ、どのようなリフォームを行えば脱炭素化に貢献できるのでしょうか? 環境に優しく電気代削減にもつながる、おすすめの脱炭素化リフォームを見ていきましょう。
・断熱リフォーム
家の断熱性能を高めると、外気温の影響が少なくなり冷暖房の効率がアップします。結果として、電力の消費量=CO2排出量の削減につながるのです。外壁・屋根・天井・床などの断熱材の強化・更新や、断熱性能の高い窓ガラスへの交換、二重窓の設置などを行いましょう。
・太陽光発電システム、蓄電池の導入
太陽光発電によって生み出した電力を自家消費すれば、CO2の排出量削減につながります。蓄電池も併用し、作った電気を貯めて無駄なく使うのが有効です。地震や台風といった災害への備えにもなります。
・LED照明への交換
近年普及してきているLED照明は、従来型の照明に比べて圧倒的に省電力かつ長寿命です。導入費用は高めですが、ランニングコストが減るメリットの方がはるかに上回ります。交換作業の手間も減らせるため、早めにLED照明に切り替えましょう。
・エアコンの交換
最近のエアコンは、十数年前と比較して省エネ性能が大きく向上しています。電気代やCO2排出量を削減できるのはもちろん、室温を調節する機能もアップしているので、ご自宅に古いエアコンがあるなら交換するのがおすすめです。
ナックプランニングでは埼玉県戸田市を拠点に、浦和支店・東京本部・神奈川支店・千葉支店と関東圏内に支店を構えております。SDGs・脱炭素化を意識したリフォームの施工実績が豊富で、ご要望に応じたプランの提案が可能です。省エネ性能が高く環境に優しいお住まいにリフォームしたい時は、お気軽にご相談ください。