飛び込みの営業マンから外壁リフォームを勧められたときや、ポストに入っていた外壁塗装のチラシを見たとき「外壁塗装や外壁張り替えをやったほうがいいのかな?」と考えますよね。
チラシに書かれていたオススメの外壁リフォームを行えば、綺麗になって長持ちすると思われるかもしれませんが、外壁リフォームの方法を間違えるとリフォーム前と同じトラブルが発生することがあるのです!
では、外壁リフォームを失敗しないためにはどうしたらいいのでしょうか? 失敗しない外壁リフォームをするためのポイントを2つお伝えいたします。
1. 外壁リフォームはひび割れの原因によって処置が変わる
外壁のひび割れが目立ってきたとき、外壁リフォームを検討されると思います。 チラシに書かれている料金でできるならと、値段で外壁塗装を選ぶと、施工直後は綺麗だったのに、しばらくしたら、またひび割れが発生する場合があります。
外壁のひび割れが起る原因はいくつかあり、それによってひび割れの状態も違います。 ひび割れの再発を防ぐためには、外壁のひび割れが起る原因を見極めて、それに合わせた修繕を行わなければいけません。
ひび割れの状態やひび割れの原因を見極めて……といっても、素人目には判断が難しいものです。迷ったときは、プロの目線で確認してもらいましょう。
2. 外壁リフォームを行うタイミングを見極める
飛び込みの営業マンから外壁リフォームを薦められたけれど、本当に外壁リフォームが必要なのか迷ってしまうと思います。
外壁にカビやコケは生えていないし雨漏りもしていない、見た目も悪くないから、まだ外壁リフォームをしなくても大丈夫と考えるかもしれませんね。
ただし、サッと外壁全体を見回しただけでは劣化の確認をきちんと行うことはできません。 気づかずに放っておいたら、外壁の裏側が腐食していたということも……。
外壁に目に見えない小さな隙間や、視線が届かない場所にひび割れがあると、そこから雨がしみこんで、凍結と融解を繰り返し、外壁の表面が剥がれ落ちることがあります。 このような症状を「凍害」と言います。
凍害を放っておくと外壁の傷みが酷くなり、既存の外壁をとりはずさなければ対処できないというケースも。その場合は、工事が大がかりになりますし、外壁リフォームの費用も高くなります。
自分で簡単に劣化の判断ができる方法のひとつに、外壁を指や黒いタオルでこするというものがあります。 白い粉が付着したら、外壁が劣化しているサインなので、外壁リフォームを行う時期が来ていると考えてください。
外壁の劣化を早めに発見し対応することで、外壁リフォームの規模を抑えて、経費の負担も減らすことができます。
意識しないと普段の生活でじっくり外壁を眺める機会は少ないと思います。けれど、外壁に起っている問題を見逃して放っておくと、凍害など家の構造に関係する重大な問題が発生する場合があります。
ひび割れや剥離だけではなく、おかしな点に気づいたら、プロに点検をお願いして対処方法をアドバイスしてもらいましょう。
ポイントを抑えて外壁リフォームを行うと、外壁だけではなく住宅も長持ちさせることができますよ。