リフォームで間取りを考えるときに注意したいこと


現在の間取り、お住まいに不便を感じているお客様からこんなご相談を度々お受けします。


「二間を一間にして広く部屋をしたい」

「和室をリビングに組み込みたい。」

「使わなくなった子ども部屋を寝室にして部屋を広げたい。」


せっかくリフォームをするのなら快適に過ごせる間取りを考えたいですよね。


闇雲にリフォームしてしまうと家の倒壊といった危険性があります。


リフォームで安全かつ快適に生活できる間取りにするためには、リフォーム前に考えておくべき重要なポイントが2点あります。

事前にこの2点を知って頂くことで、リフォームで生活動線が変わっても従来よりも安全で生活しやすい家にすることができます。




 

1.リフォームの際、1番注意するのは強度面


「耐力壁」というものをご存知ですか?


耐力壁とは、家の強度を補強する目的で設置した壁のことです。家自体の重さを支えるだけでなく、風や地震の揺れに耐えて家を支える重要な役割があります。この耐力壁があることで十分な強度のある建物となり地震や風にも耐えられるから安心して暮らせるのです。


耐力壁には、筋交いといって、柱の間に斜めに取り付ける柱で強度を増す方法、構造用合板を貼って強度を増す方法があります。


 

リフォームされる際、1番気をつけて頂きたいのが、この耐力壁です。


たとえば、リビングと和室との間の壁や扉を取り除いて部屋を広げたいといった場合、耐力壁を取り外してしまっては、家の強度が下がり、倒壊する危険性があります。


また、柱・梁も安易に取り外してしまうことで同じく、倒壊の危険があります。そのため、


耐力壁や柱・梁は、基本的には移動したり撤去したりすることはできません。


リフォームで部屋を広くする等、間取り変更を行う際には、強度のことを十分に考え、安全で住みやすい家となるようにすることが最も重要なのです。  

家の状態によっては、柱や梁を補強し、別の位置に壁を作るなどして耐震基準以上にすることで安全で住みやすい間取りに替えられることもあります。気軽にプロにご相談されると良いでしょう



 

2.間取りを変えたときの生活をイメージすること


リフォームをする際、変更後の間取りをイメージすることが大切です。



今までの生活スタイルを意識したうえで、どこになにがあったら便利なのか? 収納やドア1つまで十分にイメージすることがリフォームでは大切です。


なぜなら、家具一つにしても、後から家具を探して設置する場合には、半端な隙間ができてしまうこともあります。部屋のデザイン、家具設置時の一体感の観点では造作にすることも1つの選択肢です。


そうはいっても、間取りを変えた後の生活をイメージすることはなかなか難しいもの。


「どうしたらよいのか分からない…」と迷われる方は多いです。リフォームの経験豊富なプロに相談されることで、生活後のイメージが明確になることでしょう。



 

まとめ


間取り変更を伴うリフォームをされる際には、第一に家の強度面をしっかり確認すること。また、リフォーム後の生活を十分にイメージすることが大切です。


間取りを変更したいがどこから手を付けていいかわからない…という時には、お気軽にプロにご相談ください。  

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