和室がある日本の住宅では、押入れを作り収納に使用していました。
昭和の後半より住宅は洋式の生活スタイルが増え、便利だった押入れが、利用されずに眠っていることや、逆に荷物を詰め込みすぎてぎゅうぎゅうになるようになってきました。
布団を入れていた押し入れを、使わずにそのままにしておくのは、もったいない。なんとかしたいけどどうしたらいいんだろう。そのような声を沢山聞きます。
実は、押し入れは幅や奥行があるのでアイディア次第では、大変役立つ場所になるのです。使わずに困っていた押し入れが収納に早変わりしたり便利に活用できる方法があります。
ここでは押し入れをプチリフォームする方法を紹介します。
押し入れを洋式ベッドにリフォーム
押し入れを部屋の一部として使い、ベッドにすることで快適に休める空間することができます。
本来、押し入れは、布団などの寝具類を収納するための場所であり、間口 180cm,奥行 90cmの畳1畳分のものと間口奥行ともに 90cmの畳半畳分のものがあり、内部は物を収容しやすいように中段板で区切られて2段になっていることが多いです。
この押し入れの構造を活かして、上段はベッド、下段は収納場所したり、子ども部屋として二段ベッドにリフォームした場合は、お子さんの居心地のよい空間になります。
収納たっぷりのクローゼットや稼働棚
日本の家屋の押し入れの奥行きは、約90cmで、とても奥行きが深いです。
布団をしまうのには、とてもよい奥行きなのですが、それ以外の収納として使うには、奥行きがありすぎて無駄なスペースができてしまいます。
アイディア次第では、この奥行きの深さや広さを活用して、新しい空間に生まれかえることができます。
たとえば、中段にある上下を仕切っている中板(棚板)を外して、パイプを通して押し入れ内部を洋服がけ(クロゼット)にすることができます。
可動棚を取り付けて収納棚やスライド式の作り付けの家具で大容量の収納を増やすこともできます。
生活スタイルの変化に応じて、パイプコーナー(クロゼット)と、可動棚コーナーで使い心地のよい空間を作ることもできます。
まとめ
不便で困っていた押し入れをプチリフォームすることで、大きな収納を確保できるだけでなく、押し入れのスペースと居室を一体感が出るように仕上げることで、広がりのある明るい部屋ができます。
押し入れを毎日使う書斎、学習コーナーにしたり、押し入れをトイレにもリフォームが可能です。押し入れをリフォームする時に必要な床の強度、カビなどの対策をして、安心安全に活用することができます。
押し入れが不便で困っていて、収納を増やしたい、別の用途で使いたいという時には、お気軽にプロにご相談ください。