住みながらリフォームできないケースがあるって本当ですか?


家を建ててから年数が経過すると、設備が老朽化してトラブルが多発したり、部屋の間取りが生活にあわなくなったりして住いに不満を感じるようになります。


一箇所だけではなく、家のあちらこちらに問題があると、リフォームをして家全体を変えたいと思うことでしょう。


解体費や仮住いの家賃などの費用をおさえて、引っ越しの手間もはぶけるから、住みながらできるリフォームで家を改修しようと考える方がいます。


確かにリフォームは在宅のまま施工することができますが、じつはそうもいかないケースもあるのです……。


今の家で暮らしながら、住いを改善することができるのがリフォームの利点。

けれど、それが難しいとはどういったことなのでしょう?


今回は、住みながらリフォームするのが難しいケースについてお伝えいたします。



 

1.水廻りが数日使えないケース


キッチンやお風呂の蛇口からポタポタ水が漏れる、トイレのウォシュレットが壊れたなど、長く住んでいる家は水廻りの不具合が多発するようになります。


台所も浴室もお手洗いも、みんな水を使う場所だから、一度にリフォームしよう!


「水」でつながっているからと思って、キッチン・バスルーム・トイレのリフォームを検討される方がいます。


住いの水廻りは、毎日しかも頻繁に利用する場所。

設備のみの交換であれば1日~2日ほどで終わりますが、トイレの床の張り替えや浴室に隣接した脱衣所のリフォームなど、設備以外の工事を行う場合は施工期間が長くなります。


キッチンやお風呂、お手洗いが使えないのは不便ですよね。

リフォームする箇所が複数であったり、大掛かりな工事になったりするときは、室内で使えない場所が出てきます。それが数日間続くとなると、生活に支障を来すようになります。


小さなお子さんやご高齢の方ですと、家のトイレやお風呂が使えないと大変ですよね。


水廻りのリフォームを行うとき、大掛かりな工事が必要で工期が長くなる場合は、仮住いを検討するというのも1つの手段です。



 

2.音や振動がストレスになるケース


今の住まいで不具合が多発したり、暮らしにくいと感じるようになったりしたとき、みなさんリフォームを検討されます。


リフォームをすると決めて、しっかりとプランを考え、設備や材料などを厳選しはじめると、リフォーム後の生活が見えてくるのでワクワクしますよね。


あとは施工を行ってもらうだけとなると、早く工事が終わって欲しいと感じることでしょう。


施工前はリフォーム後の生活に気持ちが向きがちですが、施工をしているときの生活にも意識を向けてください。


工事をするときは、音や振動が室内に響きます。また、ホコリが立ったり、職人が出入りしたりするので、在宅でリフォームするときはストレスを感じる場合があります。


音や振動、人の出入りなどが気になる方や、落ち着かないという方もいらっしゃいます。また、施工が行われる時間に睡眠を取らなければいけない方もいます。


リフォームをするとき、現在の暮らしや生活リズムにできるだけ支障がでないように、リフォームの施工プランだけではなく、リフォーム中の生活についても検討しましょう。



リフォームをして住いを新しくするときは、新しい暮らしを考えてプランニングを行います。気持ちが未来に向かっているので、今の暮らしを置き去りにしがちですが、リフォーム中も現在進行形で生活は続いています。


リフォーム後の生活だけではなく、現在の暮らし、リフォーム中の暮らしもイメージしてリフォームの計画を立ててくださいね。


住みながらリフォームできるのか、仮住いを検討したほうがいいのか、迷ったときは遠慮せずプロに相談してくださいね。

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