目的に合せたトイレのリフォーム方法~バリアフリー編

  年齢を重ねると足腰がおとろえて、転倒しやすくなります。 腰を下ろしたり、立ち上がったりを繰り返さなければいけないトイレは、転倒する危険性が高い場所です。 そのため、手すりの設置やトイレを広くしたいと思っている方が多くいます。 とはいえ、手すりをつけるとトイレが狭く感じるのではないか? 今のトイレを広げるのは難しい……という声もよく耳にします。 転倒の不安をなくし、安心して使えるトイレにするためには、どうしたらいいのでしょうか? ここでは、ゆったりと楽に使用できるトイレ空間にするためのリフォーム方法について紹介します。  

1.トイレのスペースが気になるときは可動式の手すりを選んで

  手すりをつけたいけれど、トイレが狭いので手すりに体がぶつからないか心配。 両手で体を支えて立ち上がりたいから、片手でつかまる手すりだと体を支えられなさそうで怖い。 トイレに手すりをつけるとき、そのような不安を感じている方がいます。 トイレの手すりというと、壁に固定して取りつけるI字型やL字型の手すりをイメージするのではないでしょうか。 手すりには様々な種類があり、使わないときに折りたたんでおける可動式の手すりもあります。 はね上げタイプや、横に動かすスイングタイプなどがあり、アームレストとして使えるものもあります。 収納できる可動式タイプの手すりは、介助をされる方や車椅子を利用している人が動くときにも邪魔にならないのでおすすめです。  

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LIXIL

水まわりアクセサリー「はね上げ式前方ボード」  

2.紙巻器の上に耐荷重のある棚を取りつける

  トイレに手すりがないと、紙巻器や便器を支えにしてしまいますが、プラスチック製のものは、使用期間が経過すると劣化するので、力をかけた拍子に壊れてしまうことがあります。 体重を乗せた姿勢で器具が壊れると、体のバランスを崩し転んで怪我をするという可能性も! 手をついて体をささえられるように、耐荷重のある棚がついている紙巻器に取り替えれば、立ち上がりのときに体を支えることができます。 紙巻器だけではなく、手すりと併用して設置すると、より楽に立ち上がれますよ。 紙巻器や手すりは取り付けるときに壁の補強をしなければいけない場合があるので、安全に取りつけてくれるプロに依頼してくださいね。  

 

3.狭いトイレに悩んでいるなら、別の場所にトイレを作るという方法もあり!

  トイレでは立ち上がるとき前傾姿勢になるので、頭をぶつけないように便器と壁との間にある程度、距離が必要です。 便器をタンクレストイレや小さめなサイズのものにすると、目の前にある壁や扉との距離が少し広がります。 ただし、介護が必要だったり、車椅子を利用したりするときは、余裕を持って動くため全体にスペースを広げたいもの。 車椅子が入れるように、トイレを広げたいけれどスペースが確保できない……そんな声を耳にします。 もし、今のトイレを広げるのが難しいというときは、別の場所にトイレを作るというリフォーム方法もあります! 例えば、これまで布団で寝ていたけれど、ベッドを使うことになった場合は、布団をしまっていた押し入れのスペースを活用してトイレを新しく作ることもできます。 トイレの扉や仕切りについては、完全個室のトイレにすることもできますし、お部屋にいる方が利用する場合はトイレに扉をつけずフルオープンの形にしてもいいですね。フルオープンだと気になるという方は、アコーディオンカーテンなどで仕切る方法も。 トイレは今ある場所に作るしかないと思われているかもしれませんが、いろいろなリフォームのやり方があるので、プロに相談してみてくださいね。  

  頻繁に利用するトイレは、使いやすく気持ちのいい場所にしたいものです。 また、腰を下ろしたり立ち上がったりすると転倒の危険が高まるので、体を支える手すりを設置したり、トイレ内で楽に動けるスペースを確保したり、安全に利用するための工夫が必要です。 どのような方法があるのか知りたいときは、リフォームのプロに聞いてみましょう。ベストな方法を教えてくれますよ。