12月も目前となり、地域によってはすでに積雪があることでしょう。
そこで、雪による住宅の倒壊や損傷を防ぐために重要なポイントをまとめてご紹介いたします。
すでにご存知という方も、本格的な真冬を前にご自宅の屋根や外壁の老朽化などないか、いま一度チェックされることをおすすめします。
1. 屋根の雪下ろしと積雪量の確認
・雪が多く積もる地域では、屋根の雪を定期的に下ろし、重量による負荷を軽減しましょう。積雪量が屋根の耐荷重を超えると倒壊のリスクが高まります。
・自身で雪下ろしをする場合は、滑り止めの装備や安全ロープを使い、転落防止対策を必ず行ってください。危険が伴う場合は専門業者に依頼すると安心です。
2. 雪止めや落雪防止設備の設置
・雪止めを設置することで、屋根から雪が一気に落ちるのを防ぎ、下部の外壁や建物周辺の設備の破損リスクを減らせます。
・隣家との距離が近い場合、落雪による被害を防ぐためにも雪止めを取り付けておくと良いでしょう。
3. 屋根や外壁の耐久性チェック
・老朽化した屋根材や外壁材は雪の重みで損傷しやすくなります。特に木造住宅や古い建物は、定期的なメンテナンスや修繕を行い、強度を保つことが重要です。
・雪が多く降る前に、専門業者による点検や必要に応じた補強を行っておくと安心です。
4. 屋根の形状や断熱性の工夫
・傾斜が緩やかな屋根は積雪がたまりやすく、倒壊のリスクが高まります。屋根の傾斜を急にしたり、積雪が少ない地域ならフラットな屋根にしないなど、設計段階で雪を考慮した屋根の形状を選ぶのが効果的です。
・屋根や天井裏に断熱材を追加すると、室内からの熱で雪が溶けるのを防ぎ、屋根の劣化や氷によるダメージも軽減できます。
5. 排水口や雨樋(あまどい)の清掃
・雨樋や排水口に詰まりがあると、溶けた雪が流れず氷になり、屋根にダメージを与えることがあります。冬前にゴミや落ち葉を取り除き、排水がスムーズにできるようにしておきましょう。
6. 周囲の木々や電線に注意
・積雪で倒れやすい木や、電線に引っかかる枝はあらかじめ剪定しておくと、倒木や電線が切れる被害を防げます。
7. 安全対策としての保険加入
・雪による損傷に備え、火災保険の雪災オプションに加入しておくと、万が一の損傷や倒壊が起きた際に補償が受けられるので安心です。
これらの対策を講じることで、雪害による住宅の被害リスクを減らし、冬の安心な暮らしを守ることができます。
もし雪で住宅が損傷してしまった場合も、ナックプランニングまでお気軽にご相談ください。