葺き替え工事はいつ必要?〜屋根材ごとのメンテナンス時期や耐久年数〜

 

千葉県を直撃した台風15号や記録的大雨をもたらした台風19号など、日本全国で自然災害による深刻な被害が拡大しています。台風への警戒が呼びかけられる中で、「うちは大丈夫だろうか」と心配される方も多かったのではないでしょうか。


ブルーシートで覆われた屋根の映像など、各地での被害状況を見てご自宅の屋根の耐久性を見直される方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、屋根材のメンテナンスや耐久年数、葺き替え工事のタイミングについてご紹介します。




■メンテナンスや葺き替え工事で屋根を直す



屋根が傷んできたら、屋根を下地から屋根材まで全てを新しくする「葺き替え工事」や傷んだ部分だけを交換する「一部葺き替え工事」、または、定期的なメンテナンスを行うことで、屋根材の寿命を延ばせます。


屋根材の劣化は、建物全体の寿命短縮にも繋がります。災害時にも安心して過ごせるよう、メンテナンスや点検をしっかりと行い、必要なタイミングで屋根を直しておきましょう。




■屋根材ごとのメンテナンス時期・耐久年数


屋根材の種類によって、耐久年数が10〜20年と短いトタン屋根から、50〜100年と長い粘土系瓦まで、屋根の寿命はそれぞれ異なります。


それでは、メンテナンスの時期や耐久年数を屋根材ごとに見ていきましょう。


スレート屋根



10年ほどで色褪せや汚れが目立つようになり、屋根の再塗装などのメンテナンスが必要になります。ひび割れが多くなったり、白っぽくなったりしてきた場合は、葺き替えを検討しましょう。耐用年数は20年程度ですが、アスベスト規制以降に作られたスレート屋根は寿命が短くなるケースがあるので注意しましょう。


トタン屋根



トタン屋根は、安価で施工期間も短いことから、かつて全国的に流行した金属屋根です。軽量で建物に負担がかからないなどのメリットもありますが、耐久性は低くサビやすいというデメリットも。耐用年数も10〜20年と短いため、定期的に再塗装やサビ止めのメンテナンスが必要です。


ガルバリウム屋根



ガルバリウム屋根は、鋼板をアルミや樹脂などの塗装で保護した金属屋根です。トタン屋根と比べてサビがつきにくく、寿命も20〜30年と耐久性に優れています




瓦は寿命が50〜100年と屋根材の中で最も長く、色褪せの心配もないので再塗装も必要ありません。瓦が割れることもありますが、割れた瓦だけを差替えることもできるので便利です。自然災害の際に瓦が破損したりずれたりすることがあるので、メンテナンスとして台風や地震の前後に瓦の状態を確認するようにしましょう。毎年のメンテナンス、また漆喰のお手入れが10年後に必要となります。


瓦は非常に重さがあるため、台風・地震など稀代の災害に対しては不向きな屋根材です。


屋根材そのものの耐久年数が長い場合でも、防水シートや野地板の劣化により雨漏りが発生する場合があります。住宅の寿命を延ばすためにも、屋根全体の点検やメンテナンスを定期的に行い、耐久年数を参考に葺き替え工事を検討することが大切です。




■屋根の形による耐久性の違い



屋根はその形によって雨や風の当たり具合が変わってくるため、耐久性も変わってきます。


一般的な三角屋根の「切妻屋根」に比べて、4方向に傾斜面がある「寄棟屋根(よせむねやね)」は、雨を均等に四方に流し、日差しや風の影響を分散しやわらげるため、屋根の耐久性を高められます。


しかし、片方のみに傾斜のある「方流れ屋根」では、雨水を受ける量が多くなり、屋根が劣化しやすくなります。ビルやマンションで主流の「陸屋根」は、傾斜がない平面状のため雨が溜まりやすく排水性が低いため、しっかりと防水処理をしていないと雨漏りが発生しやすくなります。


このように、屋根材の種類に加え、屋根の形状によっても耐久性は異なるので、新築やリフォームの際には屋根の形についてもよく考慮しましょう。




■屋根の見直しで自然災害に備える


ご自宅を建ててから年数が経っている場合や、一度もメンテナンスをしたことがないという方は、災害に備えて屋根の見直しを検討しましょう。


自然災害の規模や発生数は年々増加し、最大瞬間風速の記録も各地で次々と更新されています。今まで大丈夫だったからと安心せずに、早めの対策をすることが重要です。

今までは、壊れたら直す・雨が漏ったら直す・古くなったら直す…といった後手対応が通用していました。

しかし昨今の自然災害を考えると、「家を守るための工事」が必要不可欠になっています。



ナックプランニングでは、台風などの自然災害に備えた瓦・屋根・外構の点検や工事を行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。