目的に合せた階段のリフォーム方法~使い勝手編


直階段で踊り場がないので転倒したら下まで落ちそう、階段が暗くて足元が見えにくいなど、ハラハラしながら階段の昇り降りをするのは嫌ですよね。


安心に暮らすため、住いの中で危険を感じる場所は改善したいものです。


では、階段を安全に昇り降りするためにはどうしたらいいのでしょうか?


不安を抱かずに昇り降りできるような階段にするためのリフォーム方法と、階段リフォームをするときの注意点をお伝えいたします。


 

1.大がかりな階段リフォームになるケース


急勾配の階段や踊り場がない直階段を利用されている方は、転倒するかもしれないと不安を抱きながら階段を昇り降りしています。


安全で使い勝手のいい階段にするために「勾配をゆるくしたい」「段数を増やしたい」「踊り場を設置したい」「幅を広くしたい」などのリフォームを考えるようですね。


これらの階段リフォームを行うことは可能ですが、今の階段を一度撤去して新しい階段に架け替える工事となります。


架け替え工事をしているときは階段が使えなくなり上階の利用もできません。場合によっては、他の場所に仮住まいをしなければいけないことも……そうなると、階段架け替え工事の費用にプラスして、仮住いのコストがかかってきます。


また、勾配をゆるくしたり、段数や踊り場を増やしたりするためには、今の階段より広いスペースが必要になります。


階段付近の廊下や玄関、室内の一部を階段スペースとして活用することから、階段の架け替え工事と一緒に、玄関や居室のリフォームを行うケースが多いです。


架け替えが必要な階段リフォームを行うときは、階段付近も変更になる可能性があることや、仮住いのコストがかかることを念頭に置いてリフォーム計画をたてるといいでしょう。




2.今ある階段に取りつけるだけ!簡単にできる階段リフォーム方法

 

階段の使い勝手や安全性に不満を抱いているけれど、大がかりな工事はしたくないという方もいます。


リフォームをするのに費用や日数がかかるのなら、今のままで我慢しようと考えるのですね。


階段の架け替えなど大がかりな工事は日数がかかりますが、今ある階段にプラスする方法なら1日~2日でリフォームできます。


滑ることが気になる場合は、階段の踏み面先端に滑り止め(ノンスリップ)を取りつけます。 階段の暗さが気になるときは、足元灯や照明つきの手すりなどを設置するといいでしょう。 高齢者の方は「階段昇降リフト」を取りつけると、昇り降りが楽になります。


大がかりなリフォームをしなければいけないと思っていたけれど、別の方法で問題を解決できる場合があります。


階段のリフォームをしたいけれど、費用や日数のことで悩んでいるとしたら、プロに相談してみましょう。最善の解決策を教えてくれますよ。



階段は家の中でも事故が起りやすい場所です。 昇り降りをするとき「怖いな」と思いながらも、リフォームをするほどではないと考えているかもしれません。 転倒や転落してからでは遅いので、不安を感じているのなら、早めに対策をしましょう。


使い勝手をよくする、さまざまなリフォーム方法があるので、プロに聞いてみてくださいね。

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