リフォームは快適な住まいづくりのためにおこなうものですが、事前の準備不足や確認ミスが原因で「思っていたのと違う」と後悔する場合も…
そこで今回は、リフォームで後悔しがちな「よくある失敗事例」とその対策を解説します。
1. リフォーム後のよくある失敗事例と対策
① 間取りの失敗:動線が悪く使いにくい
【失敗例】
・キッチンをリフォームしたが、冷蔵庫やシンクの位置が悪く、料理がしにくくなった
・収納スペースを増やしたが、開き戸が動線を塞ぎ、使い勝手が悪い
【対策】
・リフォーム後の生活を具体的にイメージし、家具・家電の配置や動線を考慮する
・「ワークトライアングル」(冷蔵庫・シンク・コンロの3点の動線)を意識して配置を決める
・引き戸や折れ戸の収納を採用し、開閉時に動線を妨げないようにする
② 収納の失敗:収納スペースが足りない・使いにくい
【失敗例】
・クローゼットを作ったが、奥行きが深すぎて奥の物が取り出せない
・収納スペースを増やしたものの、使う場所と収納場所が合っていない
【対策】
・収納は「使う場所の近く」
・クローゼットの奥行きは50〜60cm程度に
・可動棚や引き出し式収納を活用し、奥の物も取り出しやすくする
③ 採光・照明の失敗:部屋が暗くなってしまった
【失敗例】
・窓の位置を変えたら部屋が思ったより暗くなった
・照明の位置を適当に決めたため、影ができて手元が暗い
【対策】
・自然光の入り方を確認し、窓の位置を計画する(北向きの部屋は注意)
・照明は「メイン照明+間接照明」を組み合わせる
・キッチンや洗面所は手元を照らすダウンライトや手元灯を設置
④ 予算オーバーの失敗:想定より費用がかかった
【失敗例】
・追加工事が発生し、予定より費用が大幅に増えた
・設備をこだわりすぎて、最終的に予算オーバー
【対策】
・事前に「追加費用が発生しそうなポイント」を確認し、予備費(全体予算の10〜20%程度)を確保
・グレードや仕様を決める際は、予算内に収まるか都度確認する
・見積もりは複数の業者で比較し、追加費用の有無を事前にチェックする
⑤ 設備の選び方の失敗:使い勝手が悪い
【失敗例】
・最新の設備を入れたが、操作が難しく使いこなせない
・価格重視で選んだ結果、安っぽいデザインになってしまった
【対策】
・ショールームで実物を確認し、使い勝手をチェックする
・流行に流されすぎず、長く使えるデザインや機能を重視する
2. リフォームの成功のために大切なポイント
① 事前の打ち合わせをしっかり行う
リフォーム業者との打ち合わせは、「イメージのすり合わせ」が非常に重要です。
・完成イメージを共有するため、写真やカタログを活用
・予算や要望を明確に伝え、妥協できる点・できない点を整理する
② 実績のあるリフォーム会社を選ぶ
リフォーム会社によって得意分野が異なります。
・口コミや評判をチェックし、実績が豊富な業者を選ぶ
・補助金や助成金に詳しい業者を選ぶと、費用を抑えやすい
③ 住みながらのリフォームか、一時的に仮住まいするか決める
大規模なリフォームの場合、住みながら工事を進めるのはストレスになることも。
・短期間で終わるなら住みながら可能
・間取り変更や増築を伴うリフォームは仮住まいを検討するのが◎
ナックプランニング東京本部では、リフォームのご相談から施工までトータルサポート。
東京都中央区を中心に、豊富な実績を持つ当社へぜひお気軽にご相談ください。