住まいが手狭に感じたり、家族構成の変化に対応したい場合に検討する「増築」と「リフォーム」。
しかし、どちらがよりお得で希望にあう選択なのか迷う方も多いのではないでしょうか。
ここでは、それぞれの違いやメリット・デメリット、費用面を比較してくわしく解説します。
1. 増築について
<メリット>
◆居住スペースの拡充
家の面積自体が広がるため、居住スペースを大幅に増やせます。
子ども部屋の追加や、趣味部屋、ホームオフィスを設けるなど、用途に合わせて自由に設計できるのが魅力です。
◆資産価値の向上
家の延床面積が増えることで、不動産としての資産価値が上がる可能性があります。
特に土地の広さに余裕がある場合は、増築による価値向上が見込めます。
<デメリット>
◆建築基準法の制限がある
増築には、建ぺい率や容積率の制限があるため、法的に増築できない場合もあります。
また、構造上の制約により、希望する場所に増築が難しいケースもあります。
◆コストが高くなりがち
基礎工事や外壁の延長などが必要になるため、リフォームに比べてコストが高くなりがちです。
特に、耐震補強や配管工事が必要な場合は、予想以上に費用がかかることもあります。
2. リフォームについて
<メリット>
◆比較的コストが抑えられる
既存の構造を活かして改修するため、基礎工事が不要な分、コストを抑えられます。
また、工期が短いため、仮住まいの費用を節約できることもメリットです。
◆デザインの自由度が高い
壁紙や床材、設備などを変更することで、インテリアデザインの自由度が高く、
ライフスタイルに合わせて機能的な空間に仕上げられます。
<デメリット>
◆広さは変わらない
あくまで既存のスペース内での改修になるため、部屋を広げたり、部屋数を増やすことはできません。
スペースが限られている場合は、収納の工夫や間取り変更が必要になります。
◆構造上の制約
構造上、間取り変更ができない場合や耐震性の確保が必要な場合もあります。
特に、柱や梁の位置によっては、希望通りの間取りに変更できないことがあります。
3. 増築とリフォームの費用比較
● 増築の費用相場
1坪あたりの増築費用:80〜150万円
※基礎工事、外壁工事、屋根の延長などが含まれるため、費用は高めになります。
とくに2階部分の増築は、構造補強が必要なため費用がさらに増加する場合があります。
● リフォームの費用相場
1坪あたりのリフォーム費用:30〜80万円
※内装の張り替えや設備交換が中心となるため、増築に比べて費用が抑えられます。
間取り変更を伴う場合でも、構造を変えなければ費用は低めに抑えられます。
4. 増築がおすすめのケース
◆部屋数を増やしたい
子ども部屋の追加、二世帯住宅にする場合など、部屋数を増やしたい場合は増築が最適です。
◆敷地に余裕がある
土地が広く、建ぺい率や容積率に余裕がある場合は、増築しても問題ありません。
5. リフォームがおすすめのケース
◆今の間取りを有効活用したい
今のスペースをより機能的に使いたい、デザインを一新したい場合はリフォームがおすすめです。
◆費用を抑えたい
コストを抑えつつ、生活の質を向上させたい場合は、リフォームが最適な選択です。
ナックプランニング東京本部では、増築・リフォームの両方に対応し、お客様のニーズに合わせた最適なプランをご提案いたします。
東京都中央区を中心に、豊富な実績を持つ当社へぜひお気軽にご相談ください。