【耐震リフォームで安心の住まいをつくる方法】

地震大国である日本では、住まいの耐震性を高めることが安心・安全な暮らしを実現するために重要です。

特に、旧耐震基準(1981年以前の建築基準法)で建てられた住宅や築年数が経過している建物は、耐震リフォームを検討する必要があります。


1. 耐震リフォームとは?

耐震リフォームとは、建物の耐震性能を向上させるために行う補強工事のことです。

地震の際に建物が倒壊したり、大きな被害を受けたりするリスクを軽減することが目的です。

おもに以下の2つの基準がリフォームの指針になります。


旧耐震基準(1981年以前):大地震に対して十分な強度がない住宅が多い。

新耐震基準(1981年以降):震度6~7の地震にも対応可能な耐震性が求められる。

築年数が古い建物ほど耐震リフォームの必要性が高くなります。


2. 耐震リフォームの方法

耐震リフォームにはさまざまな方法がありますが、建物の構造や状態に応じて適切な工事を選ぶ必要があります。


◆耐震診断の実施

耐震リフォームを行う前に、まず専門家による耐震診断を受けることが重要です。

耐震診断では以下を確認します。


・基礎や壁、柱の状態

・建物の傾きやひび割れ

・必要な耐震補強箇所の特定


◆耐震補強工事の種類

耐震診断の結果にもとづき、以下のような補強工事をおこないます。


・壁の補強

 耐力壁を追加したり、既存の壁に筋交いや構造用合板を取り付けて強度を高めます。


・基礎の補強

 ひび割れた基礎の修復や、必要に応じてコンクリートで補強を行います。


・柱や梁の補強

 柱や梁を金属製の補強材で補強し、建物の全体的な強度を向上させます。


・接合部の補強

 柱と梁、梁と基礎部分の接合部を金物で強化することで、建物の一体性を高めます。


◆耐震リフォームの費用目安

耐震リフォームの費用は、建物の状態や工事内容によって異なります。


耐震診断:5万~20万円程度

簡易補強(壁や接合部):50万~100万円程度

大規模補強(基礎や柱の工事を含む):200万~500万円程度


3. 耐震リフォームを成功させるポイント

①信頼できる専門業者に依頼する

耐震リフォームには専門知識が必要です。過去の実績や評判を確認し、信頼できる業者を選びましょう。


②長期的な視点で計画を立てる

耐震リフォームは一度に大きな費用がかかることがあるため、資金計画をしっかり立てることが重要です。

また、将来のメンテナンスも考慮に入れた計画を立てましょう。


③補助金や助成金を活用する

自治体によっては、耐震診断や補強工事に対して補助金や助成金を提供している場合があります。

地域の制度を確認し、積極的に活用しましょう。


④ほかのリフォームと同時に行う

耐震リフォームは、他のリフォーム(内装や水回りなど)と同時に行うと効率的です。

一度の工事で済むため、コストや工期を抑えられるメリットがあります。


ナックプランニング東京本部では、耐震診断から補強工事までトータルでサポートいたします。

豊富な実績と確かな技術で、安心・安全な住まいづくりをお手伝いします。

まずはお気軽にお問い合わせください!

アーカイブ

人気記事