洗面台は歯を磨いたり、顔を洗ったり、髪型を整えたり、手を洗ったりうがいをしたり、いろいろな用途で使われています。
朝、誰が先に洗面台を利用するか、家族で競争になる日もあることでしょう。
みんなで急いで洗面台を使うと周辺の壁や床にたくさんの水滴が飛び跳ね、それが毎日続くと水ハネによる汚れやカビが発生します。
また、蛇口周辺から水が漏れるトラブルも起ります。
それから、洗面所は浴室と隣接しているので、湿気や水濡れが原因でクッションフロアがはがれてきたり、床がきしんだりすることも。
洗面所の汚れや傷みが目立つようになったとき、気になる部分だけ交換しようと考える方がいますが、部分的に交換やリフォームをしてもしばらくすると別の部分で問題が発生し、修理をしたのに洗面所全体をリフォームしなおすことになったということがあります。
今回は、洗面台・洗面所をリフォームするときに気をつけて欲しい点をお伝えします。
1.洗面所と浴室は一緒にリフォームしたほうがいい? 一緒にリフォームしない方がいい?
洗面台は浴室に隣接する脱衣場(洗面所)に設置されている家が多いです。
そのため、浴室のリフォームをするタイミングで、洗面所と洗面台のリフォームもしたほうがいいのだろうか? とおっしゃる方がいます。
一方で、リフォームの工程が増えるのではないか心配の声も耳にします。
家を建ててから年数が経過している場合は、浴室をリフォームするタイミングで洗面所のリフォームをすることをおすすめします。
その大きな理由は配管です。
家を建てて数年経過していると、浴室と洗面所の配管も古くなっているので、劣化が原因の漏水トラブルが起りやすくなります。
浴室をリフォームするとき、浴室と洗面所の配管をまとめて新しくすれば、配管の劣化が原因の漏水トラブルを未然に防ぐことができます。
それから、水廻りのリフォームをするときは、水道を一時的に止めなければいけません。しかし、浴室と洗面所を同じタイミングでリフォームすれば、水廻りが使えなくなるのは1回で済みます。
また、浴室と洗面所は続いている場所なので、別々にリフォームをすると新しい部分と古い部分との差が目立ちますが、同時にリフォームをすると仕上がりもきれいになり統一感が出ます。
このように、浴室と洗面所を一緒にリフォームすると、様々なメリットがあります。
浴室のリフォームを行うタイミングで、洗面所のリフォームも検討してみてくださいね。
2.古い洗面台で蛇口トラブルが発生したときは洗面台リフォームを検討して
壁や床の汚れのほかにも、洗面台のトラブルで多いのが蛇口周辺からの水漏れです。
ハンドルの下、吐水口からポタポタと水が漏れて止まらなくなることがよくあります。
このとき、洗面台の蛇口だけ交換したいという方がいます。
蛇口を取り替えるだけだから、簡単にリフォームできるでしょ? と考えてしまいがち。
しかし、洗面台を設置してから年数が経過している場合は、部分的に交換しても、また別の箇所でトラブルが起る可能性があります。
蛇口を交換してしばらくしたら、排水管付近から水漏れしはじめた、洗面台付近のコーキングが剥がれてきたなど、劣化による問題が発生するケースが多いのです。
洗面台の蛇口を交換するタイミングがきたときは、洗面台の交換を行うタイミングです。
まとめて新しくすれば、次にトラブルが起る心配はなくなるので、洗面台の蛇口の修理や交換をするときは、洗面所全体のリフォームも検討してみてください。
浴室、洗面所、洗面台などの水廻りは、経年による劣化や傷みでトラブルが発生しやすい場所です。
部分的に新しくしても、残りの部分は古いままだと、次々と交換やリフォームをしなければいけなくなります。
できれば同じタイミングでリフォームをして、安心に気持ちよく使える洗面所を手に入れましょう。
洗面台や洗面所、脱衣場で気になるところがあったら、遠慮せずにご相談ください。
修理や交換、リフォームプランをご提案させていただきます。