家を建ててから年月が経過すると、家族構成や生活スタイルが変わってきます。その結果として増えてくるのが空き部屋です。子供が独立するなどして使わなくなってしまった部屋を、そのまま放置するのをもったいなく感じ、他の用途で活用したいと考えている方も多いでしょう。
そんな時におすすめなのが、壁を撤去して部屋と部屋をつなげるリフォームです。特に最近では、コロナ禍により在宅時間が長くなったことで、より広く快適な家を作るために壁を撤去する方も増えてきました。ここでは、壁を撤去して部屋をつなげるリフォームのメリットや注意点をご紹介します。
■壁を撤去して部屋を広げるメリット
壁を撤去するリフォームはいろいろなスタイルが考えられますが、特に多いのはリビングと隣の部屋の壁を撤去し、リビングを広げるリフォームです。リビングは多くの時間を過ごす場所ですから、なるべくゆったりできる空間でなければなりません。手狭だったリビングを広げれば、より快適な毎日を送れるようになるでしょう。
また、風通しもよくなりますし、窓からの日光もより広い範囲に届くようになります。小さなお子様のいるご家庭なら、余計な壁がなくなってお子様に目が届きやすくなるというメリットも得られるでしょう。もちろん、趣味の部屋などとして使うために、単純に広い部屋がほしい場合にもおすすめできます。
■リフォームで撤去できる壁とできない壁
壁を取り除くリフォームは、「すでにある壁を壊すだけだから」ということで、どこでも簡単にできると考えている方もいると思われます。しかし実際には、希望通りに撤去できるとは限りません。なぜなら、撤去できる壁とできない壁があるからです。
建物の壁には、空間を仕切っているだけの「間仕切り壁」と、建物を支える役割を果たしている「耐力壁」があります。間仕切り壁は構造上の役割がないため、基本的に撤去可能です。しかし、耐力壁を撤去してしまうと、家の強度や耐震性が大きく低下するおそれがあるため、原則として撤去することができません。
特に、壁自体で全体を支える「壁式構造」や、その一種であるツーバイフォー工法などを採用している住宅の場合は、壁を撤去するのが非常に難しくなります。その壁が撤去して問題ないものなのかどうかは、計画の段階で必ず確認しておきましょう。
■壁を撤去する際の注意点
壁を調べてみて、家の強度に関係ないと判明すれば、ひとまず撤去することは可能です。しかし、他にも注意すべき点はいくつかあり、迂闊に壁を撤去すると困ったことになりかねません。特に以下の2つは生活に大きな影響を与えるので、撤去する前にチェックしておきましょう。
・電気系統の埋め込みがあるかどうか
撤去する壁に電気配線が通っていたり、コンセントや照明が設置されていたりする場合、壁の撤去と共にそれらも当然使えなくなります。結果として、それまで使えていたはずの家電が使えなくなったり、コンセントの数が不足したりすることもあるでしょう。
これらの問題は、電気系統の移設・増設工事によって解決できますが、その分費用は上乗せされ工期も長くなってしまいます。こういった点も考慮して、撤去の計画を立てるのがおすすめです。
・エアコンが十分に効くかどうか
壁を撤去すると空間が広くなるため、どうしても冷暖房の効率が落ちてしまいます。すでに設置されているエアコンは、壁をなくす前の部屋の広さに合わせたものですから、撤去した後だとパワーが不足している可能性が高いでしょう。
それに加え、壁がなくなって生活動線が変わることで、エアコンの設置位置の見直しも必要になる場合があります。壁を撤去するなら、エアコンの買い替えや移動もあわせて検討してください。
■壁を撤去して部屋を広げるなら、施工実績豊富なナックプランニングまで!
不要な壁を撤去して部屋を広げれば、より便利で快適なマイホームが作れます。いくつか注意点もあるため、壁の撤去リフォームをする時は経験豊富な専門業者に依頼するのがおすすめです。ナックプランニングは施工実績が豊富で、さまざまな目的のリフォームに対応できます。壁を撤去して部屋を広げるリフォームの過去の施工事例は、ホームページ内に多数掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
https://www.nackplanning.co.jp/buildnew/house/10457
https://www.nackplanning.co.jp/buildnew/apartment/9637
ナックプランニングでは埼玉県戸田市を拠点に、浦和支店・東京本部・神奈川支店・千葉支店と関東圏内に支店を構えております。ご自宅や店舗の壁を撤去したい、床が古くなって困っている……などといったお悩みがある時は、お気軽にご相談ください。