【開催報告】人権講演会_パラアスリート山下千絵選手の挑戦

10月15日(日曜日)に、ナックプランニング とLIXILが共催で、戸田市上戸田地域交流センターあいパルを会場に「人権講演会_パラアスリート山下千絵選手の挑戦」を実施しました。


小学4年生以上を対象に、パラアスリート・山下千絵(やましたちえ)選手のお話を伺い、スポーツ用義足の体験をします。

山下千絵選手からは

「義足は、メガネと同じように、日常にある個性として受け止めてもらえるよう、こうした発信をしています。小学4年生の時に交通事故で、膝下を失い、義足になったことを卒業するまで隠し通して卒業しました。

環境を変えて、中学に入学した時、最初の友達に義足の話をしたら『あ、そうなんだ』と普通に受け止めてもらったことが、とても前向きになれたきっかけです。」というお話がとても印象的でした。

義足の体験会では、大人も子どもも足踏みから練習してから会場で歩いたり、けんけんをしたりしました。



参加した方からは、義足の生活について、お風呂はどうしていますか?車の運転はどうしているのですか?正座はできますか?など質問がたくさんあり、山下選手が丁寧にお答えいただきました。

義足になる理由は、事故・病気・生まれつきがありますが、日本人は、病気で足を無くす人が多いそうです。

日本では2000人に1人、アメリカでは155人に1人、世界では365人に1人が義足だそうで、戦争や地雷などが理由で義足の人が多いと考えられ、日本で義足の人が少ないのは、それだけ安全な国だからだそうです。

講演会の後半では、今回のイベントが該当するSDGsのゴールについてや、多様性とは「ひとりひとり違いがあるということ」であるという学びもあり、とても内容の濃いイベントとなりました。

普段は、小学校の特別授業で開催されることの多いイベントだそうですが、今回は地域交流センターでの開催で、大人の参加も多く、とても有意義でした。

今回の開催にあたり、ご協力いただいた皆様、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。


山下選手プロフィール 1997 年 7 月 13 日生まれ 所属:SMBC 日興証券株式会社 小学 4 年生の時に交通事故に遭い左膝から下を切断。5 歳から 続けていたテニスを、 私立田園調布学園中高時代、そして現在も 健常者に混ざって続けている。大学でスポーツを専攻していた ことをきっかけに板バネの義足に興味を持ち、現在は 2024 年 パリパラリンピックへの出場を目標に励んでいる。


共催:株式会社LIXIL/株式会社ナックプランニング


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